当店の一部製品にはこちらの接着剤を採用しています。

接着剤のご利用方法次第で、ずいぶんと耐荷重が変化します。
しっかりと硬化すればとても良い接着性能を発揮するのですが、
中までの乾燥が不十分ですと

このようなはがれ方をすることになります。
これは周囲はしっかりくっついているのですが、内側が乾ききっていない状態です。
しっかりと乾かすには、次のような塗布を行ってください。
硬化に必要な時間や塗布方法
こちらの接着剤は硬化するためには空気と触れる必要がありますので、
以下の塗り方を行ってください。
標準の硬化時間は1時間に約0.5mmです。
下記の塗布方法にて10mm幅になったとすると、約20hで硬化することになります。
といいましても奥に行けば行くほど反応は遅くなりますので、簡易マニュアルには72hと記しております。
5mmより奥はなかなか反応が進みませんので、上記の72hでも不十分です。
ですので下記を踏まえて押し付けた後、幅1cm程度になるよう塗布することが大切です。
3㎜~5㎜以上奥へは反応がすすまず、上段の写真のように中央が固まりません。
一つの線や円は押しあてた後に5~10mm程度となるようにしてください。
ホッチキスの針に対して均等に力をかけたいので、オススメはこちら

スペース等で難しい場合は下記でも大丈夫です。

縦線をいくつも引くイメージです。

水玉模様を作るイメージです。

~線を引くイメージです。
上端は強めにしてあげたいので適時追加してください。
すべてに共通するのは、1か所で幅広い面積にまとめないことです。
感覚的には多くの面積をに塗った方が強そう、と感じるかもしれません。
もちろん多くの面積ですべてが完全に乾いてくれれば、それがベストなのですけれど、
広い面積に塗ると、内部まで乾かなくなってしまいます。
接着材が剥がれてしまう原因
落ちてしまう理由は様々ですが、一般的には
1乾燥しきっていない
2接着しにくい特定の素材に利用している
3.製品と壁の表面がデコボコしている
4.ホコリや油がついている
という点が挙げられます。
当店の品は2、3は問題ありません。
4も保護フィルムを剥がした後に付着させない限りは問題ありません。
1が最も剥離の原因になり得ます。
まとめ:接着剤利用の注意点
空気に触れるように塗布することが大切です。
より硬化時間・効率を高められることはもちろん、あまりに不十分ですと内部が乾かなくなり、接着物の落下につながります。
接着剤の量を多くしすぎないことが重要です。
水玉やスチライプ・~線のように、空気の通り道を作ってあげてください。
また、接着直後は固まっておらず、ズレたり落ちたりしますので、付属の保護テープで抑えてあげる必要があります。
コメント